通関士の資格

国際貿易を活性化するエキスパートとして活躍!

通関士は港湾や空港などの「税関」で、「輸入」と「輸出」に関わる手続きを仕事にしています。

エネルギー資源としてアラブ諸国から「輸入」される石油や、食卓に届けられるキウイやバナナなどの青果物。輸入品にはほかにも衣類や産業用の部品まで、ありとあらゆるものが数え挙げられます。
日本から海外へ物資を送り届ける「輸出」においてもしかり。小資源国日本の経済を支えているのは、自動車や電子機器の輸出です。

このよう国際的なモノの流れはすべて必ず税関を通して認可を受ける必要があります(通関手続き)。通関士は、この通関手続きのスペシャリストとして活躍しています。

通関士は、「通関業者」と呼ばれる企業に社員として属して働いています。
通関業者には、空運・海運・陸運、倉庫業などの流通業者があります。
CM等でおなじみの大手の物流会社には、必ず通関士が活躍していると思っていただいてまちがいありません。
また上記の流通系の通関業者のほか、商社やメーカー企業など、自社で通関手続を行う企業も、大きくは通関業者と呼ぶことができます。

通関業者が行うことのできる通関業務の範囲には、以下の4つがあります。
貿易業務のプロフェッショナルとして、通関士が携わる仕事とは、まさにこの4つの業務のことです。

1.通関手続きと書類作成の代行
2.貿易のアドバイス
3.不服申し立ての代理・代行
4.主張または陳述の代行

1.通関手続きと書類作成の代行
税関法や関税に関する法令に沿って、必要な申告や申請します、そしてその許可・承認を得るまでの一連の手続きを輸出入者に代わって代行します。手続きの内容には「輸入申告・輸出申告」「関税・消費税の申告」「貨物のチェック」「積み込みの申告」「保税地域に貨物を置く申請」などがあります。

2.貿易のアドバイス
貿易のアドバイスとは、顧客の様へ向け、効率的な貨物の配送方法や保管の方法、またなるべく短い時間でスムーズに税関を通す方法などをサポートすることです。
通関業者は、倉庫業や運搬業などを兼業しているのが一般的です。ですから多様な顧客サービスが可能です。通関士と言えども会社の事業を支える一員ですので、サービス精神を持って顧客をサポートすることも大切な仕事になります。

3.不服申し立ての代理・代行 4.主張または陳述の代行
輸出入者へのサービスにプラスして、輸出入者の「権利」を守ることも通関士の重要な役割です。決して頻度は高くはありませんが、通関士が申告した通関手続きの内容について、税関長から何らかの処分を申し渡される場合があります。輸出入者がその処分は不当なものと感じた場合、通関士は、輸出入者に代って異議を申し立て、審査請求を行います。またこの不服申し立ての際、税関官署に対する、意志の主張や陳述も代行することもできます。

おおよそ通関士の役割をイメージいただけたでしょうか。
通関士の仕事には、適正な輸出入業務を管理する「役人」的な面と、お客様(輸出入者)にサービスをする「民間ビジネスマン」の2つの面があることを、ご理解いただけたのではないでしょう。

国際間のルールを守る専門家として、
そして国際貿易を活性化するエキスパートとして活躍できるのが通関士です。
通関士の資格の人気が衰えを見せるどころか、一層多くの方に見直されている理由はそこにあります。

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