通関士の資格

独学で合格をめざす場合の標準学習期間は10ヶ月

専門学校での通関士講座は、10月上旬の本試験に合わせ、講座を4~5月(試験6カ月前)より開講している学校がほとんどです。
独学で通関士の試験対策をする場合は、約倍の時間を考慮し、試験を受ける年度の1月位から準備を始めるようにしてください(理由はすでにお話しした通りです)。

用意する教材

参考書(基本テキスト)と、レジュメ集、問題集の3つを揃えます。

●基本テキストお薦めは…
『通関士試験合格ハンドブック』(中央書院)
※広範囲な知識の習得が必要な「通関士」受験者のために、合格に必要な知識をおさめた定番テキスです。
『出る順通関士合格テキスト』(東京リーガルマインド)

●レジュメ集
レジュメ集とは、基本テキストの重要事項を簡潔にまとめたものです。試験に出やすい個所をまとめていますので、総復習をかける必要がある試験の直前期には、頼もしい武器になってくれます。レジュメ集は資格の専門学校等で販売しています。一例として東京リーガルマインドをご紹介しておきますので参考にしてみてください。
http://www.lec-jp.com/system/resume/

●問題集お薦めは…
『通関士試験テーマ別問題集』(中央書院)
『出る順通関士セレクト本試験問題集』(東京リーガルマインド)

学習のモデルプラン

長期間にわたる学習準備期間は、「基礎学習期」「実力養成期」「直前期」の3段階にわけ計画するようにします。このやり方を取り入れると、インプットとアウトプット、そして最終確認の時期をバランス良く進めることができます。

<基礎学習期間 1月~4月>
基本テキストを中心に、予備知識を深めます。暗記を急ぐよりも、参考書を繰り返し読み、全体の流れを押さえながら「理解」をすることが大切です。
またひとつの単元を学習したら、そこに該当する過去問を読んでみることも効果的です。この期間まだ問題は解ける必要はありませんが、「テキストの内容がどのように質問されるのか」感触を掴んでおくことは大切です。問題を読んだあとですと、テキストのどの部分が重要かもわかりやすくなります。
です。

<実力養成期 5月~8月>
問題を解くことを中心に、アウトプットを意識した勉強をします。申告書の練習も行い、慣れるようにしましょう。またこの時期になると、得意・不得意なところがだんだん解ってくるようになります。苦手分野を整理して、徹底的に克服するのもこの時期です。通関士の試験では全科目60%以上の得点が合格基準ですので、不得意科目こそ集中的に勉強するようにしてください。

<直前期 9月~試験前>
総仕上げの時期です。この期間の勉強法は、その方によります。
重要箇所でありながら、何度解いてもまちがえてしまう問題に集中して取り組むのもよいでしょう。また、すでに全科目65%程度を正解できている方なら、正解した問題だけ、忘れないよう総復習してみるのも効率的なやり方です。
初心に戻って、基本テキストをもう一度熟読するのもよいでしょう。
管理人はこの時期、問題集を中心に勉強していましたが、何をやる必要があるか(何が足りないか)を知っているのはご本人だけです。

しかしながら、直前期になにかしら復習をする余裕があるということは、すでに合格する実力が備わっていることを予感できていることです。
自分のペースで勉強を進める必要のある独学では、誰もがその域に到達できるとは限りません。このことは、くれぐれもご注意ください。

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